昨日開催された「光エレクトロニクス産業の最新市場動向セミナー」と「第2回シリコンフォトニクス技術フォーラム

 昨日はオプトロニクス社主催のセミナーと光協会主催のフォーラムが開催されましたが、筆者はフォーラムのほうに出かけたので、わが社の最新市場動向セミナーについては担当者(宇津野)に様子を聞いてみました。
「未曾有の世界同時不況の中、光産業のこれからはどうなるのか、不況にも負けない有望な分野はどこか、受講者はそのあたりに興味を持ち、不安感とともに厳しい表情で真剣に聞いておられました。光分野に関連する5つのシンクタンクの講師の方々からは明快な答えが出ていたとは言えませんが、今後のとるべき方向を示唆する何がしかのヒントは与えられたように感じました。」とのことでした。因みに講師陣は野村総研、富士キメラ、矢野経済、三菱総研、情報通総研という企業から出ていただきました。
なお本セミナーはオプトロニクスの1月号の関連行事として行いましたので、そちらも是非お読み下さい。
 いっぽう光産業技術振興協会「第2回シリコンフォトニクス技術フォーラム」のほうは、参加料が無料だとは言え、140名を超す参加者が集まって、講演会、懇親会ともに大変な盛況ぶりでした。この種のフォーラムはシリコンフォトニクス研究者だけが集まってシーズ話に始終するのが殆どですが、今回のフォーラムはシリコンフォトニクスを利用する立場にあるユーザーサイドの技術者がそれぞれの期待を講演されていたので、聴講している我々も先端技術を身近なものとして捉えることができました。これについて同協会の小谷専務理事は、「技術開発・研究開発というものは常に応用場面を想定することが大事だと考え、“シリコンフォトニクスへの期待”というタイトルでそれぞれの立場から話していただきました。」とコメントされていました。
フォーラムの内容は米国光協会(OIDA)のCEOのMichael Lebby氏が米国の状況を話され、我が国の講師陣は配線、コンテンツ制作・伝送、超大容量ネットワーク、ハイエンドサーバ、車載の立場からそれぞれの期待を話されました。
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シリコンフォトニクス技術フォーラム講演会場
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懇親会で挨拶をされるMichael Lebby氏
追伸)日経の「私の履歴書」はいつも愛読していますが、今月のドトールコーヒーの鳥羽名誉会長の話は毎回感動ものです。本日のセールスの話には泣かされました。

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