洩れた銀行口座(久野幸一税理士メルマガより)

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 ディックフランシスの著書に「大穴」というタイトルの本が
あります。そこからの抜粋です。
 「銀行口座を一つ以上持っていることは極めて普通のこと
だが、税務所が課税対象額を認めるときに、自分の銀行口座を
すべて報告したという誓約書に署名をさせる場合がある。
(略)洩れていた口座の残高が課税を受けなかったあるいは
不正な取引によるものの場合(筆者加筆)、「脱税に対する罰
金が払わなかった税金の二倍、それに特別加算税などを加える
と何にも残らないことになる。」(訳文のまま)
 国会議員は選挙後に資産を公開することが義務付けられて
ますが、洩れていた場合の罰則規定がないのが残念です。民主
党の小沢幹事長が洩れたり、金額が間違ったりすることはあれ
ば、正せばいいんだというようなことをいっていますが、この
ような政党交付金を国から貰い、毎月の100万円もの渡しきり
交通費通信費も課税されないような待遇を受けている立場の人
は、その資金についてもっときちんとした対応をとるべきだと
思います。
 いま、会計システムは良くできています。政党交付金を貰
う団体は、そのすべての国会議員に複式簿記による漏れのない
帳簿の作成を義務付けることを実行すれば、今回の不明朗な資
金ようなことは起きないと思いますが…
 また、個人資産とされる4億円について、イギリスのような
罰科金が課されたら、税収不足の国の台所も少しは潤うという
ものです。

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